五月人形はいつから飾る? | ひなラボ

コラム(五月人形)

2019.12.23

五月人形はいつから飾る?

男の子の初節句は、5月5日の端午の節句。
現代では「こども日」とも呼ばれ、お子様の健やかな成長をお祝いする日です。
端午の節句には、五月人形や鯉のぼりを飾ってお祝いをしますね。
そもそも五月人形は、いつから飾りはじめるものなのでしょうか?

五月人形・鯉のぼりを飾る時期

五月人形や鯉のぼりは、春分の日を過ぎてから、4月中旬頃までに飾るのが一般的です。
春分の日とは3月20~21日頃。この日を中日とした前後3日間、合計7日間は「春のお彼岸」にあたります。
お彼岸は祖霊を偲ぶ日であり、お祝い事をしても問題はありませんが、
仏事であることからこのお彼岸が開けるのを待って、飾りはじめる人が多いようです。

特にこの日と決まった日があるわけではありませんから、お節句当日までに飾られていれば問題はありません。
でもせっかくですから、季節の風物詩という意味からも早めに飾り付けを終えて、当日を楽しみに待ちたいものですね。

旧暦で祝う地域

5月5日は現代の暦ですが、昔は旧暦といって今とは違う暦でお祝いをしていました。
旧暦の端午の節句は、現代の暦でいうと6月初旬ごろにあたります。
昔は、6月のはじめに端午の節句をお祝いしていたのですね。

6月初旬といえば、梅雨入りのころ。
食べ物も傷みやすく、季節の変わり目で体調を崩しやすい時期でもあります。
幼いお子様なら、なおさら気を付けなくてはいけません。
そのような時期に、端午の節句で厄払いの行事をして、お子様の無病息災を祈願していたのです。
この時期にお祝いをすることに、きちんと意味があったのですね。

現代でも、6月5日ごろを「旧端午」などと呼び、月遅れで端午の節句をお祝いする地域があります。
そのような地域では、5月5日を過ぎてから飾り付けをはじめます。

二十四節気「清明(せいめい)」に飾る

五月人形や鯉のぼりを、二十四節気の「清明(せいめい)」の日に飾る、というところもあります。
二十四節気とは、1年を24の節気に分け、それぞれの季節をあらわすものです。
立春、春分、夏至といえば、分かる方も多いでしょう。これらも、二十四節気のひとつです。

さて、「清明」も、そんな二十四節気のひとつで、現代の4月5日ごろにあたります。
清明は、文字通り、空気が澄んで清々しく、明るい美しい季節を意味しています。
清明のころが、ちょうど端午の節句の一か月ほど前にあたることから、五月人形を飾るのに適した日と考えられています。

五月人形や鯉のぼりをしまう時期

五月人形や鯉のぼりをしまう日は、飾り始めと同様に、特にこれと決まった期日はありません。
ただし、五月も終わりごろになると湿度が高まり、梅雨シーズンが到来します。
お片付けの際、箱に湿度を閉じ込めてしまうと、五月人形や鯉のぼりを傷める原因になってしまいます。

したがって、梅雨に入る前には、お片付けをするのがお勧めです。
大切なお節句品を長くお使いいただくためにも、カラッとよく晴れて、空気が乾燥した日にしまいましょう。

編集部の一言

五月人形や鯉のぼりは、お子様の健やかな成長をお祝いする縁起物。
「いつ飾る」にとらわれるより、「毎年かならず飾る」ことが大切かもしれませんね。
毎年飾ることで、お子様の一年ごとの成長を実感することができます。
楽しいお節句の時間を積み重ねていくことで、家族のきずなやお子様との対話も深まっていくことでしょう。

コラムを探す