雛人形はいつ頃までに買うべきか | ひなラボ

コラム(雛人形)

2019.11.29

雛人形はいつ頃までに買うべきか

3月3日、初節句のひな祭りにむけて、雛人形(ひな人形)のご検討をされている方も多いかもしれませんね。
しかし、現代の雛人形はサイズもデザインも非常に豊富で、多種多様なものが多く販売されています。
検討をはじめても、いざ購入となるまで、「これは」と思える雛人形に出会うのに、時間がかかることもありますね。
でも、買うのが出遅れたために、お雛さまを飾るのが遅くなってしまったら困ります。
3月3日を過ぎてもお雛様を飾っていると「婚期が遅れる」・・・なんて話を聞いたことがある方もいるかもしれません。
お雛様とは、いつごろまでに用意すればいいものなのでしょう。

お雛様を飾る時期・買う時期

お雛様をいつ買うのか、を考える前に、まずはお雛様を飾る時期についてご説明します。
そもそも、雛人形を飾りはじめる時期は、立春(2月4日)から、2月中旬までの間がよいとされています。
節分(立春の前日で、2月3日ごろ)に豆をまき、鬼=厄を祓ったあとに清浄になった家にお雛様を飾る、という意味合いがあるためです。
3月3日は旧暦では現代でいう4月3日ごろでした。そのため、現代でも4月3日にお雛さまをお祝いする地域もあります。ですので、お雛様を飾る期間は2月4日から4月3日ごろまで、となります。
一般的なひな祭りはこの、この2月4日から4月3日までの、ちょうど真ん中の3月3日をお祝いしているのですね。
立春ごろに飾ることのできるよう、ゆとりを持って考えると、具体的な購入時期としては、1月の初旬から、遅くとも2月の初旬くらいまでが望ましいでしょう。

お雛様を片付けないと婚期が遅れる?

すると、よく聞く「3月3日を過ぎてもお雛様を飾っていると婚期が遅れる」などというのは、いわれのない話であることが分かります。
お雛さまをきちんとお片付けをしないと、いいお嫁さんになれませんよ・・・など、昔の人がお子様に言い含めたことが、言葉を変えて現代に伝わっているのかもしれませんね。

編集部の一言

昨今は現代的な住宅環境や、多様化する個々人の好みに合わせて、実に多種多様な雛人形が登場しています。
お子様の災厄を代わりに背負ってくれる、守り神でもあるお雛様ですから、やはりご家族で納得いくお人形をお迎えしたいものですね。
作り手の思いやこだわりなど、雛人形には1つ1つ物語があります。ぜひ、じっくりとご検討ください。

ちなみに、赤ちゃんのご誕生から、あまり日を開けずに3月3日を迎えてしまう場合は、翌年に初節句をお祝いするのが一般的です。一年あまりの時間がありますので、じっくりお雛様を選ぶ事ができますね。

赤ちゃんやお母さんの状況に合わせて、楽しい初節句をお迎えください。

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