気になる雛人形の価格とは? | ひなラボ

コラム(雛人形)

2019.11.28

気になる雛人形の価格とは?

雛人形は数多くの種類があります。価格もおおよそ5万円から最高級品500万円以上まで、ラインナップが豊富です。
実際によく購入されている価格帯はいくらくらいか、気になりますよね。
いくらくらいのものが売れているのでしょう?
人気の価格帯などをまとめました。

雛人形の価格はどうやって決まるの?

お雛様の製造は、「分業」で行われています。

お顔、胴体、衣装の着付け、小道具、飾り台、屏風、お道具、ぼんぼり....
それぞれの会社が製造して1つのセットにしてできているのです。

したがって、違う販売店でも雛人形が似ていたり、価格がわかりにくいのだと思います。

雛人形の値段は、一概にいくらというものではなく、
お人形の素材、大きさ、お人形の数やお道具の品質など、様々な要因が重なって決まっていきます。

お人形のお衣裳ひとつとっても、高級な西陣織などの伝統的織物を使用しているもの、
素材が正絹か否か、刺繍が施してあるかどうか、などで、お値段は変わります。

また、お人形のお顔も手作り品ですから、
どの職人が手掛けるのか、手掛けた職人の格付けによって、価格が高価になっていきます。

お道具は、木製なのか樹脂製なのか、蒔絵はあるか、螺鈿細工などの特殊な加工はあるか、などで変わります。

とはいっても、雛人形は長い期間大切に愛しんでいくものです。
当然、お値段の高いもの=自分に合ったもの ではありませんね。
顔や雰囲気、お衣裳の柄などから、一番愛着のわくものをお選びいただくとよいでしょう。

雛人形の売れ筋って?

「ケース飾り」や「平飾り」などの、男雛・女雛の2人飾り(親王飾り)ですと、5-10万円前後のものがよく売れているようです。
親王飾りはお人形2体と小道具のセットを購入されていく方が多いですが、
お人形の数が少ない分、お人形ひとつひとつにコストがかけることができ、高級感のあるものとなっています。

また、飾り台が収納箱となる「収納飾り」も人気です。
こちらは10万円くらいの価格帯が多く、特に人気があるのは8万円前後です。
木目込人形の場合は、5人飾り以上が人気で、7万円からといった相場です。

雛人形は、しまう場所や飾る場所が必要となりますから、やはり住環境によっても売れ筋が異なります。
例えば1戸建てにお住まいの方に多くご購入されるのは、男雛・女雛に三人官女を加えた5人のお人形の「三段飾り」です。
三段飾りの中でも、幅が135cm(特大)、120cm(大)、
90cm(中)、70cm(小)と、サイズが様々です。

親の世代に飾っていたものは120cm(大)以上が多いですが、
現在の三段飾りの人気は、90cm(小)以下のサイズにシフトしています。
三段飾りは安いものでは、10万円以下のものもありますが、安価なものですと、やはり素材に差が出てきます。
三段飾りをお求めの方は、およそ15万円から20万円程度のものを購入される傾向にあるようです。

7段飾りとなると、一般的におおよそ20-30万円以上の価格になります。
お人形やお道具類の品質により、よいものになりますと100万円以上するものもありますが、売れ筋は30万円前後のものです。
7段飾りは男雛・女雛・三人官女・五人囃子・随身・仕丁と15人のお人形が付属し、
お道具もフルセットなので、かえってコスパがいいと考える人もいます。

現代では、限られた人しか置けない7段飾りなので、プレミアム感があり、
ホテルなどインバウンドでの需要も多いのですが、製造できる職人が少なく、品薄になっているようです。

雛人形をお得に買うには…

通常、安くいいものを購入したい場合は、製造元から直接購入するのがお得なのでは?と考えますよね。

しかし、お雛様は完全分業制。
例えば、ひとつの工房でお顔を作っていても、それ以外の胴体、お道具、屏風、飾り台を仕入れている場合には、
お得に買えるのはお顔だけということになってしまいますから、
仕入れる部材の割合によっては、低価格での販売は難しいというのが実情です。

また、製造の職人工房は零細が多いので、手作りゆえの少量生産となることがほとんど。
ですから、製造は行わない人形問屋や小売店であっても、大量に仕入れるところは、一括で安く仕入れることができます。
ですので、自社で全く作っていなくとも、安価な販売ができる可能性があるのです。

その上で、それぞれの部材によって優秀な職人は限られているので、
どういう工房を抱えるのか、といった部分から、問屋やメーカーの特徴が出てきます。

編集部の一言

一生に一度の大切なお節句品であるお雛様。
普段、身近によく目にするものではないため、相場が分かりにくい…という方もいらっしゃるでしょう。
ぜひ上記を参考にしながら、なるべく数量を販売しているところで見比べてご購入するといいかと思います。
予算と相談しながら、気に入った、愛着を持てるお人形と巡り合えると良いですね。

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